勤務先の確定拠出年金が始まるにあたり、参考としてウェルスナビ(WealthNavi)の無料診断をしてみました
はじめに
きっかけ
投資信託(つみたてNISA)を運用しているが、今年10月から勤務先の確定拠出年金が始まるにあたり、ロボアドバイザーを利用して確定拠出年金の購入銘柄選びの参考にしたいと思い診断してみました。
投資信託の運用銘柄
現在投資信託の特定口座およびつみたてNISAで毎月3万円積み立てています。投資銘柄と金額(割合)は以下の通りです。
インデックスファンドを中心に株式:債券を2:1で運用しています。
ウェルスナビとは
ウェルスナビ(WealthNavi)は世界水準の金融アルゴリズムを提供する、投資経験者に選ばれているロボアドバイザーです。
10万円から始められ、手数料は1%のみで、国際分散投資を自動運用します。
投資の学習、投資商品の選定、資産配分、運用、リバランス、全てロボアドバイザーにおまかせするだけでOKですので、感情に左右されず、ほったらかしで資産を積み立てることができます。
診断結果
以下の2点を頭に入れて質問に回答していきました。
・余剰資金を運用
・20-30年の長期運用(確定拠出年金と同様に)
質問内容
ウェルスナビは全6個の質問に答えるだけで、最適な資産の組み立て方を提案してくれます。(●は私の回答内容です。)
Q1.現在、何歳ですか?
20代
●30代
40代
50代
60代以上
Q2.年収はおおよそいくらですか?
300万円未満
300万円~500万円未満
●500万円~1,000万円未満
1,000万円~2,000万円未満
2,000万円以上
Q3.金融資産はおおよそいくらですか?
●500万円未満
500万円~1,000万円未満
1,000万円~3,000万円未満
3,000万円~3億円未満
3億円以上
Q4.毎月の積立額は?
なし
●1万円
3万円
5万円
10万円
Q5.資産運用の目的は?
●余裕資金を着実に運用
住宅購入のため短期的に運用
退職金をしっかり運用
子供のための長期的な資金づくり
Q6.株価が1ヶ月で20%下落したら?
投資資産をすべて売却する
投資資産を一部売却する
●何もしない
追加投資を行う
年齢や年収、保有資産などの基本的な情報と運用のスタンスの質問でしたが、正直6問だけで何がわかるのかと思いますが、結構当たってる気がしました。確定拠出年金も基本的に毎月定額の積立なので、Q6.は何もしないと回答してみました。
次に結果を発表します。尚、現時点(2018年7月)では29歳ですが、勤務先の確定拠出年金がスタートする時には30歳になっているので、30代で回答しましたが、参考として20代とした場合の結果も発表します。
30代、余裕資金で運用した場合
30代、余裕資金という一番自分にフィットする結果が以下の通りです。
リスク許容度は5段階評価のうち2番目に高い4となりました。30年運用した場合、銀行に預けたままの場合370万ですが、70%の確率で600万以上の計算結果となり、あらためてお金に働いてもらうのは素晴らしいことだと思いました。資産の分類は以下の通りなりました。
リスク許容度が4/5の場合は株式比率が全体の74%で約3/4を占める結果となりました。30年という時間を味方にすることで攻めのポートフォリオを組んでも大丈夫ということでしょう。
ウェルスナビのポートフォリオで特徴的なのがアメリカ株が独立しており、日本とヨーロッパが一緒になっていることです。ちょっと特殊なので確定拠出年金の時の組み方はちょっと工夫が必要です。
残りの資産は債券が13%(こちらもアメリカ債券と限定的)と金と不動産が8.2%tと5.0%と分散投資しています。株式を中心としながらもバランスよくポートフォリオが組まれています。
20代、余裕資金で運用した場合
仮に20代で質問に答えた場合は以下の通りです。
リスク許容度は一番高い5/5となりました。やはり一番時間を味方にできる20代は一番リスクをとっても大丈夫ということでしょう。約60%の確率で元本の2倍の資産を積み立てることができる計算結果となりました。
リスク許容度が5/5の場合は株式比率が全体の82%で4/5以上を占める結果となりました。リスク4/5のときと金・不動産の割合は変わりませんが、アメリカ債券が少ないポートフォリオになりました。流石にリスクが大きすぎるので真似はできませんね。
その他
リスク3/5はどんなものなのだろうということで、質問の回答内容を変えてみました。
リスク3/5でも正直十分すぎるほどの運用成績の計算結果となりました。70%の確率で元本の1.5倍以上を運用できるなら十分です。リスク3/5のポートフォリオは以下の通りです。
リスク許容度3/5では株式比率が全体の約60%を占める結果となりました。リスクの高い新興国株の割合が減って安定感のある先進国株の割合が増えています。
残りの40%を債券と金、不動産で組むことでリスクを減らしつつもバランスの取れたポートフォリオを形成しています。
所感
無料診断でも自分がどのような投資スタンスなのかを知ることができました。ウェルスナビは株式、債券、金、不動産とバランスよくポートフォリオを組めるのが良いと思いました。
ポートフォリオの分類ではアメリカ株が独立していて、日本とヨーロッパが一緒になっていたり、勤務先の確定拠出年金には不動産がなかったりと、今回の診断結果をそのまま適用できず、ちょっと工夫が必要なこともわかりました。
最後に、ウェルスナビ(WealthNavi)について、運用手数料は1%かかりますが、投資の学習、投資商品の選定、資産配分、運用、リバランスなどの手間を省くことがき、国際分散投資を自動運用できるので、投資に興味はあるけど普段は忙しい現代人にぴったりなサービスだと思います。
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